コードって?今回はコードについてです。本題に入る前に音の対照表を。 ドレミファソラシドは C D E F G A B C となっています。 コードとはそもそもコードは17世紀ごろのバロック時代に現れました。意外と古かったりします。 クラシックではコードネームをドイツ語読み、ポップは英語読みなので クラシックの奏者とポップの奏者でお互いに勘違いという悲劇も。(笑) よく知られているようにコードはA7とかBm、Dsus4など アルファベットの記号で表記されます。 これは一見難しく見えるかもしれませんが、 実際は、もっと単純です。 要するに出す音が多いために五線譜に書くと 面倒くさいから、略号で書いてあるだけです。(多分…) 例えば、Cというコードがありますが、 ギターで出す音は、ドミソの音です。特に指定がない限りでは、 ドの音をベース音にしてドミソの音を出せばよいのです。 しくみ例えばCコードの構成音ですがドミソです。ドとミの間は半音が3つあります。またドとソの間は5つあります。 ドを1とすると1、3、5という並びになります。 この音の並びでできているコードをメジャーコードといいます。 また、メジャーコードの構成音の真ん中の音を 半音下げるとマイナーコードになります。 ほとんどのコードはこの二種類のどちらかを原型とし、音を加えたり、 時には減らしたりして作られています。こういうコードは例えば、 G7とかAm7などのコードです。この7という数字はベースとなる音の 七音上の音を追加しろという意味です。(厳密に言うとこの表現は微妙ですが…) つまりG7の場合はソの七音上、ファの音を追加して鳴らします。 またAm7はラの七音上なのでソを足します。 ~6とか~11とかもこの考え方で弾けます。 たまに~ー5とか~+9とかいうのもありますが、 あまり見ないので省略。Jazzではよくありますけど。 また、この他にもオンコード(分数コード)というものもあります。 例えばGonBとかG/Bと表記されこの二つは同じ和音を意味します。 これは本来のベース音はG、つまりソの音なのですが、そうではなく B音、つまりシの音にしてくれという意味です。 なぜこのようなことがあるのかというと、出ている音が同じでも ベース音が異なるとニュアンスが変わるためです。 試しにGとG/Bを弾いてみてください。ギターで押さえる所は、共に ⑥3⑤2④0③0②0①3です。ただしG/Bの時は6弦は弾かないでください。 書き忘れていましたが、コードはあくまで出す音を指定しているだけなので ベース音より音程が上であれば、順番がぐちゃぐちゃでも問題はありません。 まあニュアンスは変わりますが。 コードの使い方コードを覚えていると即興で演奏ができます。それをやっているのがジャズですが、闇雲にやるとNGです。 曲には流れというものがあるのは周知の通りです。 相性のいいコードをつないでいく方が無難です。 なんだかんだ言っても弾いている時に 考える余裕がある人はそう多くはいないと思います。 ある程度曲の骨格を作ってからやるといいと思います。 ちなみに相性がいいものどうしをつないで変調するのは ポップ系の曲ではよく見られます。 バロック期の音楽や、ポップ系の曲を編曲する際は コードを念頭に置きながら行うと良いと思います。 もちろん頼りすぎは禁物です。 また70年代のフォーク全盛期の曲は いいコード進行が満載で参考になります。 とりあえず今回はコードの基本的なことを語りました。 sus4とかmaj7とかは機会があれば紹介します。 copyright © KGCGC all rights reserved. |